ユー・エム・シー・エレクトロニクス 事業紹介

UMCグループの事業

プロフィール

ユー・エム・シー・エレクトロニクスグループは、世界のトップ50社で約4,000億ドルの市場規模 (参考:『Manufacturing Market Insider』誌)を持つEMS(電子機器受託製造サービス)市場において、日本でトップクラスの規模を誇ります。

EMSとは「Electronics Manufacturing Service」の略称で、電子機器の設計、部品調達、製造、組み立て、検査、出荷といった一連の製造に関するサービスをお客様より委託を受け行う業態です。

技術面・品質面での高度な要求水準により、高い参入障壁がある自動車関連メーカー向けの走る・曲がる・止まるに関連する重要保安部品などの車載電子機器に加え、品質と耐久性が要求されるOA機器では、メインボードや周辺機器などを幅広くボリューム生産しております。 また、産業機器では、半導体試験装置、ロボット向け機器、データセンター向けのサーバーやストレージなどの製造・組み立て・検査までを行っています。
このように高い信頼性が必要とされる機器を主力とされているお客様に対応するなど、EMS業界でも独自の製品ポートフォリオを構築しています。

お客様の設計・開発思想を実現し、販売戦略を支える課題解決力と、日本のものづくり品質をグローバルに展開するマネジメント体制や自社開発の製造設備を活かしたものづくりにより、お客様のあらゆる課題に応えていくことを目指します。

EMS事業

EMS事業では、お客様の最終製品に向けた設計・開発思想との連動が前提となりますが、こうした顧客視点に立った考え方は、一朝一夕に確立できるものではありません。「ものづくりは人づくり」と言われるとおり、「日本のものづくり」を世界で実現するには、全社員が思想・考え方を共有し、全社的に課題解決に取組む姿勢が重要となります。
当社グループは、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、開発・部材調達から基板実装・完成品に至るまで、どの拠点も共通の価値観の下、同レベルのきめ細かなサービスを提供できることが強みであると考えております。

製品分野

UMCグループでは、車載用電子機器、産業機器、OA機器などに用いられる電子基板の部品実装をメインに、一部製品の機器組み立て、完成品製造を行っております。

■ 車載機器

日系だけでなく欧米系も含めた自動車完成品メーカーの一次請け企業を通じて、車載用電子機器を供給しております。高い技術力が求められ、企画から量産まで長期間を要するものの、一度受注すると安定的な生産が可能となります。近年、電動自動車向けのインバータ機器に注力しております。

車載機器

■ 産業機器

車載機器同様、量産開始後、受注量の振幅が少なく、工場の安定操業で効果的な製品分野となります。
主力製品は、汎用制御機器の電子回路基板、半導体試験装置やサーバー/ストレージの基板実装から本体の組み立て、精密計測機器や医療機器の電子回路基板等があります。

産業機器

■ OA機器

OA機器業界大手複数メーカーのレーザープリンター、複合機などの各種制御基板を製造しております。

OA機器

■ その他

コンシューマー製品と、アミューズメント向け開発が主な事業内容となります。

生産拠点

UMCグループでは、国内に4工場(埼玉、宮崎、佐賀、秦野)、海外は中国に2工場(東莞、橋頭)、ベトナムとタイにそれぞれ1工場を展開しております。

生産拠点

ものづくりへのこだわり

UMCは、電子機器の製造業でありながらサービス業の意識を持ち、”お客様視点のサービス精神”を持ったものづくりで貢献していくこと、そして、お客様のご要望を尊重しつつ相互の発展を目指し、迅速な対応をする基本姿勢を胸に、世界中のお客様の様々なご要望に対応できる生産・サービス体制を作ります。

UMCは、社是に掲げる「心のこもった製品をおとどけします」を礎に、日系最大級のEMS(電子機器受託製造サービス)企業として、徹底した三現主義(現場、現物、現実)を実践するとともに、業界No.1のQCDS(品質、価格、納期、サービス)を目指します。また、設計・部材調達から基板実装・完成品に至るまで、どの拠点も共通の価値観の下、同レベルのきめ細かなサービスを提供します。

高品質・高信頼性

■ 品質保証への取り組み

UMCは、様々なお客様製品の”ものづくり”を通じ、設計から生産まで、これまで培ったノウハウの積み上げと技術・生産検証により、製品テーマごとに高い品質基準を設けております。

UMCは、グローバルの品質保証体制を軸に、品質情報の共有・水平展開により品質向上を図ります。

UMCは、お客様に安心と常に信頼される製品を提供し続ける事を目指しております。

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生産システム・生産設備

■ 全拠点システム統一

グループ全拠点でSAPシステムを導入し、統一化されたグローバルシステムを運用。トレーサビリティシステムの構築や部品情報データベースの運用、最適地・最安値調達、マスターデータの集中管理、拠点間での在庫流用を可能とし、生産性向上を実現しています。

■ 内製の生産設備LCA

LCAとは、Low Cost Automationの略称で、自社で設計から内製した生産自動化設備です。
生産設備を内製化することで製品や生産現場に合わせて設計・製造し、設備投資のコストを抑えることが出来ます。また、機械化・自動化により生産品質の安定化を図り、なるべく手作業を無くすことで、工場内の活人を行い生産効率を上げ、売上高向上に貢献します。

<LCA紹介動画>

■ グローバル調達

日本、中国、ベトナム、タイの生産拠点に購買部門を設け、サプライヤーの拠点分散とセカンドソースの確保をしつつ、システム統一と業務の標準化を進め拠点間の差異を少なくし、最適地購買を目指しております。

・現地調達の拡大
・最安部品の集中購買
・サプライヤーの拠点分散
・セカンドソースの確保
・サプライチェーンマネジメント運用の推進